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Atashi-No-Dilemma

さやズゆにーくえヴりでぃ
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時間の意地悪







どうして、こう、楽しくて愛しい時間はもの凄くあっという間に過ぎてゆくのに、過ぎてほしい時間はなかなか過ぎてくれないのか。こんな愚問が最近、頭から離れない。当たり前のこと。理由なんて簡単。気持ち次第なんだ、時間なんて。終わってほしくない時間ほど残酷に消え、そうでない時間は残酷に留まる。時間って意地悪だ。あたしはいつもそう思いながら日々過ごしている。


最近は一日が長い。何故なら、向かうところがあるから。早く辿り着きたい時間があるから。焦る。ちゃんとその時間に辿り着けるのか。その途中で、大きな壁があったら如何しよう。以前、人間として生きる醍醐味は、未来になにが起こるかわからないこととあたしは言った。毎日が転機になりうると。裏を返せばとてもそれは恐ろしい。確かな安心が欲しい。形として見えないからこそ不安になる。でも、いいよね。信じて、いいんだよね。


今日も一日が終わった。また明日も終わることは決定的なのに、何故遠く感じるのだろう。


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初体験ラッシュ

 
 
 
 
 
 
室蘭に来て早三日目。ここの空気は澄んでいて自然に溢れている。そしてなにより、とても温かい。もう雪なんてほとんど見当たらない。地元に帰ってからのギャップが怖い。
 
 
こっちに来たのは二日の夜。夜だったので、車で走っていても町並みはあまりよくわからなかった。けれど、工場が集結しているところがあって、それを小高い丘のような場所から見たときはなんというか、今までに見たことのないものだったので、頭のどこを探しても似たような景色は見当たらなかった。つまり綺麗だった。工場や、RPGにでてきそうな建物がキラキラと光っていたし、空では、満点の星が煌めいていた。上からも下からも輝きのオンパレード。
 
家に到着したとき、あたしは最初、ここに居てはいけないような気になった。濃ゆ過ぎる時間や意識がまだ留まっている気がしてならなかったから。息が詰まるような思いだった。けれど、それは幼稚故の葛藤。そんなこと、本当はないとわかっているのに心がいうことを聞かなかった。その日一日は。
 
 
三日の朝。清々しい真っ青な空が窓から見えた。なんだかすごく嬉しかった。あたしは五月中旬から毎日、この景色を見ることになる。どんな空模様だろうと、毎日。信じられないな。ここに住むんだ。
 
その日あたし達は朝ごはんにお互いの分の親子丼を作って食べた。そして昼過ぎから海に行った。室蘭地球岬というところに行った。
海は綺麗とは言えないけれど、あたしは海のあの音、水の動き、地平線を見ているのがすごく好き。まだ水は冷たくて二人であたふたした。砂が暖かくて気持ちよかった。春を感じた。そしてそこから長々とぐにゃぐにゃした細い道を7kmくらい走ったところに見つけた地球岬。展望台に立つと少し足が竦むくらい高い。下のほうに見える崖と、その崖にぶつかる波の具合が火サスみたいで面白かった。強い風が心地よく感じられる場所だった。
 
帰ってきてからは、前の日の寝不足が響いて爆睡。起きるともう外は真っ暗だった。いつもの優柔不断が災いして、買出しに出る頃には十時半近かった。室蘭で有名な焼き鳥を買って、スーパーでお酒を買った。家に帰ってテレビを見ながら夢中で食べた。笑いながらお酒を飲んだ。こんな日々がずっと続いてほしいと思った。こういう時間ってすごくありふれているようですごく貴重だと思う。後々絶対そう思うときがくる。今一瞬、この時を大切にしたい。
 
 
今日は四日。明日は地元に帰る日。
目がぼこぼこになりそうで厭だな。
 




既に定めとして







予定調和なのだろうか。あたしは今のところ、母と似たような人生を歩んできている。形は若干違えど、完全に不完全なる歩み。全てにおいて皆、不完全なのだろうけど、そういう意味ではなくて。簡単に言うと若干、波瀾万丈なのだと思う。あたしも。母も。そして偶然にもまたあたしが選んだ道が、母の過去と重なった。あたしは、初夏になろうとする季節、此処を発つ。色々なことを経験し、あたしを作ってきたこの場所を。正確には五月。あたしは新たな道を歩むことにする。この地から離れて、未知の地へ。ただ一人を頼りに。母も今のあたしと同じ歳に、同じ道を選んだらしい。予定調和なのだろうか。


正直、不安なこともある。だって全く知らない町、人、空気の中に飛び込むのだから。けれど、既にあたしの居場所は其処にある。不安だけれど何故だか大丈夫だと思う。可笑しいね。激しく矛盾。だけどあたしはこの道を進みたい。信じて進みたい。もう、そういう歳でしょ。ねぇ、お母さん。


残り約一ヶ月半。あたしの一部を作ったこの場所で、一日一日を噛み締めて生きてゆこう。まぁそんな大袈裟なことではないのだけれどね。ただ、出会った場所でもあるから。これから長い時間を共にするであろう人物と。あたしとよく似た人物と。



もう、春が其処まできている。希望が、すぐ其処まで。だから今を逃げるな。砕けて散ってみればいい。そうやって生きてゆくのだよ。けれどあくまであたしらしく。ね。


曲がった涙の意味







ああ、そうだった。本当は、もの凄い寂しがり屋だったんだ。それでいて、もの凄いひねくれ者だった。あたし、なにを克服した気になっていたんだか。なんとなく、もう大丈夫な気がしていた。もう、同じことは繰り返さないような気がしていた。繰り返したくない。あんな思いしたくない。のに。如何して分からず屋なの、この心は。

弱気につけ込んでくる、あの感じ。嫌。出ていって。そう思うと、代わりに涙が出てくる。涙に紛れて、出ていったのだろうか。あたしは結局弱い強がり。とことん損な性格。



この涙の意味すら、ひねくれすぎていて理解らない。

女故の苛々







生理三日目。通常よりも一週間程早い。そしていつもなら、生理前にくるはずの情緒不安定(苛々が主)が、まさに今きている。嗚呼…苦痛。あたしは女に産まれてきて良かったと思っているけれど、こればかりは嫌。何度きても慣れない。


バイトは順調。今日は客の入りも大したことなく、あまり疲れを感じないまま終わった。あたしらしく一日過ごせた、つもり。人見知りなんだもの、仕方ないじゃない。自分を偽るの、嫌なの。なんの得もない。疲れるだけだから。これでいい。これでいいの。


今考えていることといえば、クレジットカードを作るか作らないか。それと、新生活へのタイミング。
クレジットカードは、これといって使う目的はないけれど、唯一、PCの購入を迷っている。新生活へのタイミングというのは…これも、これといってよくわからない。どちらも実行したいけれど、決定的に何かあと一押しの勢いが足りない。時期ではないのだろうか。なにかもどかしい。トントン拍子にいかないのは重々承知しているのに。せっかちめ。我慢。忍耐。そういう時期でしょ、今は。それで、結局あたしは何がしたいのだろう。


明日は休み。
ほんの少し先までの未来計画をたててみようかと思う。あまり先のことは、考えたらきりがないから。見据えることができる程度の未来計画を。




靄々する。

小雨に紛れて












夢は醒めるもの。夢の様な約二週間が終わった。温もりの絶えない二週間だった。幸せが、あたしの体内を止めどなく流れていた。靄が消散してゆくのを感じた。



一度順調を知ってしまうと、それを維持することができるか、不安になる。自分管理を怠ってはいけない。順調は刹那だから。あたしはこのままで在りたい。今のこの状態を保ちたい。たとえ、夢が終わっても。夢にすがってはいられない。現は常に流れるもの。その流れに身を任せつつ、己を保つ。容易ではないと思うけれど、あたしは負けたくないから。距離にも、時間にも、欲にも。





小雨が降っている。なんだか心模様がそのまま表れているみたいで、可笑しい。



一ヶ月後、きっとあたしは、晴天の中。軽い足取りで歩いているはず。





夢のあとの憂鬱












日曜日。

バイトを済ませ、待ち合わせ。次の日は休みだから、自然と心が踊る。異色面子と共に、青い時期を思い出す、あの場所。そしてあの光景。そこにあの日の二人が、今は違う形で一緒にいるのがなんだか不思議。三時間程度過ごし、解散。そして少し遅い夕食を済ませる。それから少しまだ緊張する空間へ。心地好い匂い。心地好い空気。やっぱりあたしは此処が好き。





月曜日。

目を覚まし暫くして、予定に向け支度。その間の温かく貴重な会話。あたしをも受け入れてくれるこの場所。有り難いと思う。と、同時に、彼が今の状態に形成されたことに、なるほど、と思う。

気が付けば午前十時。次はあたしの支度のため自宅へ。そしてまた気が付けば午後十二時。



ちなみに予定というのはあたしの病院。いつもは一人で行くのに、今日は二人。心なしか安心する。受付を済ませ、KFCで昼食を取りながら、午後の診察開始時間まで待つ。そこにいた高校生の会話が、なんだか若々しくて懐かしくて、羨ましかった。

午後二時過ぎ。順番は意外と早くきた。先生に、表情が明るくなったと言われた。それは言うまでもなく、隣の温もりのお陰。先生はいつも表情の変化に敏感。あたしは全く意識していないのに。表情とは、心模様をもろに写し出すものなんだ。

病院の帰りは、少し寄り道をした。帰宅してからは少しお酒を飲んだ。寝不足のせいか、睡魔に襲われる。
どれくらい寝ただろう。携帯のバイブ音で目を覚ます。時計を見ると、午後十時半。二時間程寝たらしい。鳴ったのはあたしの携帯ではなかった。が、次いであたしの携帯が鳴る。例の如く、親友からの呼び出し。二人は究極のリラックスウェアに身を包み、外出。この時点で午後十一時くらい。

何回目かのプロローグ







ブラックの珈琲がおいしい。いつからそう思えるようになったのかは、わからない。
日記少しサボってしまった。環境の変化が著しくて。


とりあえず、あたしは外の世界に出た。やっぱり改めて怖かった。いや、進行形。持ち前の自信の無さが、さらに拍車をかける。あたしの恐怖に。これでもかというぐらい。自分にはできないのではないか。なにを根拠にそう思うのか。自分でも謎。ただただ行動する前から自信喪失。弱いなと改めて自覚する。弱い。本当に。情けない。でも怖い。

恐怖に襲われたときは、"これぐらいなんだ"と、唱える。呪文のように心の中で。それで恐怖が軽減されるかといったら、そうではないけれど。気休めにはなる。なにがあたしの恐怖に繋がっているのか、というと。失敗への恐怖。叱責への恐怖。人の目に対する恐怖。たぶんこういう類い。誰しも抱えることかもしれない。けど、それがあたしには、通常の万倍になってふりかかる。

あたしはあたしで在りたいのに。あたしで居られなくなる。嫌だ。あたしらしく生きたい。いや、そういうように恐怖を感じているあたしが、本当のあたしだ。けれど、恐怖を感じれば、あたしがあたしでなくなる。そこが難題。RPGと同じなのだけどね。レベルアップする条件は、敵と戦うこと。そして勝利すること。最も単純で、当たり前なこと。強い敵ほど経験値も多く手に入る。経験値。あたしにはこれが足りないのか。逃げてばかりいたから。

思うんだ。
ぶつかって怪我してもいいじゃない。ちゃんと傷は治るし、免疫もつくのだから。人にどう見られたっていいじゃない。その人の為に生きている訳じゃないのだから。

きっと暫く恐怖は消えない。その度、上の言葉を思いだそう。


あたしには帰る処がある。幸せを感じることができる。幸せは葛藤があってこそ、感じられるものなのかも。だとしたらこの恐怖が、あたしをより幸せにするのかも知れない。

なんて不条理。

感情変換不能








いつからだろう。感情を、上手く言葉で表せなくなった。知識不足といえばそれまで。なんていうか、感情に見合う言葉が、何処を探しても見当たらない。伝えたい。喉まで感情が溢れている。なのに、肝心の言の葉に変換できず、結局もどかしさだけが残る。いつもそう。込み上げた感情が哀れで仕方がない。折角、あらゆる感情が露になってきたというのに。悔しいな。

あたしらしく言葉を綴ること。これもまた、いつからか出来なくなった気がする。理想像に近付きたくて。でもそんなの、あたしではない。あたしの言葉で、あたしの感情を綴らなければ、全く意味を為さないと云うのに。理想は必要なものだと思う。だけれどまずは現を確立することが先決。そして、理想を少量ずつ組み込む。いっぺんに組み込めばショートする。キャパを超えれば潰される。




とりあえず今の感情は、確実に、緊張の二文字以外に表現することはできない。

なんとかなるのだけれどね。あたしはあたしだから。固い決意をしたもの。


0の退屈と1の緊張







外の世界から脱出(脱落?)して、今月で7ヶ月。7ヶ月か。あたしは何か得たのだろうか。毎日を生きる理由を探した。よくわからなかった。目的地を定めようとした。よくわからなかった。自分を理解ろうとした。よくわからなかった。結果、よくわからなかった。今も、よくわからない。でもあたしは、ひとつ駒を進めた…ような気がする。得たものは、やっぱり無いのかもしれないけれど。

遠くばかりを見ようとしていた。足元すら見えていなかったのに。懐中電灯は、電池切れ。ひたすらさ迷っていた。出口は、どこだろう。けれど出口は見つけるものではなく、作るものだったんだ。それを知った瞬間、足枷が外れた。心の足枷が。


それが、今。


明後日からあたしはまた、外の世界に足を踏み入れることになる。恐怖は、足枷と共に外れてはくれなかった。でも、何処からともなく『大丈夫』という声が聞こえる。自分の自信ではない。確実に。でも、聞こえる。うん。あたしはこんなところで、止まるわけにはいかないもの。大丈夫でないと困る。



『大丈夫。恐怖はいずれ、道の一部に溶けてゆくから。』


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