親の力が改めてすごいものだと知った。さっきまでずしっとあたしの頭を埋めて苦しめていたモノが、ふっと軽くなった。消えはしないけれど、本当に軽くなった。励ます言葉の一つ一つもそうだけれど、なにより、声を聞くと安心する。目の力が抜けたかのように涙がぽろぽろこぼれる。涙を流すとすっきりするのは何故だろうね。お母さん、ありがとう。
未来のことだけを考えて不安になるのは無駄かもしれない。まずは目先に目標を掲げて、そこに向かう努力をしよう。ほんの2、3歩先でいいんだ。見えるところ、届くところから始めよう。今日一日なにができるか。今一瞬なにができるか。けど気張らないで、ゆるくいこう。なにをしてもしなくても、これがあたしの物語。あたしにしか創れない物語。無駄なことは何一つ無いんだ。
あたし、まだやれる。