もう7月なんだ。早いね。もうちょっとで夏がくるんだ。あの季節がまたくるんだ。あたしがいくら変わろうと、あたしに何があろうと、変わらずにあり続けるものを見ると不思議な気持ちになる。つまりあたしなんてちっぽけな存在に過ぎないってこと。いつも通る道が、いつも見る木が、いつも感じる匂いが、ある日突然当たり前じゃなくなるかもしれないんだ。今を大切に、ね。
とある人の日記を見ていて突然日記を書きたくなったんだ。別に特別なことが書いてあったわけではないけれど、思いが淡々と書かれていて、あたしもなにか書きたくなった。人ってさ、交わる場合と交わらない場合がある。直接交わらなくても間接的に、とか。もし違う形で交わっていたら、仲良くなれただろうかって色んな人を対象に考えたりする。けれどその中に、なにがあっても揺るがない、確実に確定している交わりを、時に人は求めるよね。いわゆる運命とか。やっぱりあるのかな、揺るぎない交わりって。信じたい、な。
どうしてか、あたしは嫌なのに嫌なものを見てしまったりする。例えるなら、怖くて後から思い出してどうしようもなくなるのわかっているのにホラー映画を見てしまったりするような。バカだなーと思う。